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壁の厚みとレンガの積み方
 私達の窯は指定のない限り180ミリの壁厚を持っています。(天井と扉は230ミリです)レンガの寸法は:よこ230×たて115×厚65ですから、180の壁厚は65+115+モルタルということです。
普通はこの積み方でほとんどの焼成が可能です。
もちろん中には志野を中心に作陶する作家さん等、230(115+115)、300(65+115+115)を指定する方もいます。
積み方は小口積み、イギリス積みなどのもっとも堅実で築窯に適した積み方です。
当然それだけ手間隙がかかります。
しかし、他メーカーが多く採用している壁の裏にまず耐火ボードを張り、長手積みする手法。
これは納期も早く窯本体の値段も安くなります。
しかし、私共は、指定がない限りこの手法は採用しません。
なぜなら、お金と時間を削ればその何倍も焼成、除冷、燃費、そしてなにより、あなたの作品に大きく影響することを知っているからなのです。
 事実、お客様の多くから「燃費がよくなった」「炉内の温度差が少ない」
「冷めるのが遅くなった」「いいものが焼けるようになった」とうれしい評価をいただいています。

長手積み : 外観の前面がレンガの長手(230)のみを使って積むもので、積みはじめに半ます(横半分:よこ115×たて115×厚65)を使って芋目地を防ぐ。普通半枚積みの場合に使用する。
小口積み : レンガの小口を表して積むもので、積み始めに羊羹(たて半分:よこ230×たて57×厚65)を用い、一枚積みに採用される。
イギリス積み : 小口、長手が交互に見えるように積み、一枚積み以上に採用される。もっとも堅実で築窯に広く利用される形式である。
(窯業協会:「窯業窯炉」より引用)

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